インプラント手術の前に必要なこと!歯石の除去、虫歯治療と被せ物

インプラント体験談記事の第4回目です。
前回はインプラント治療の費用について、実際の明細書なども掲載して記事を書かせて頂きました。
まだ第3回目の記事をお読みで無い方は、こちらからご覧下さい。
インプラント治療は実際にいくらかかるの?手術費の試算とその解説

さて今回はインプラント手術を迎えるまでの前段階となる治療について記事に出来ればと考えています。
自分で撮影した歯の写真や資料なども掲載しているため、お見苦しく、不快に感じる部分もあるかと思いますが何とぞご容赦下さい。
僕のように今後インプラントを検討する方のお役に立てれば幸いです。

インプラント手術に向けての治療と準備

2019年2月〜
だいたいのインプラント費用にかかる金額もわかり、僕は一週間に1、2回のペースで歯医者さんに通院するようになっていました。
インプラント手術の日程は早ければ3月末から4月中旬頃で行うことでA先生と話していたため、それまでに他の虫歯の治療や、インプラントで新しい歯を入れるためのスペースを確保するために伸び過ぎた右上奥歯を削る処置も行わなければなりません。

まずは歯周病予防のために自宅での歯磨きはもちろん、歯医者さんでも歯石除去のためのクリーニングなどから行っていきます。
そして治療途中だった虫歯を完治させるための治療も始まります。
以下はそのときの僕の歯の状況です。
今回インプラントを入れることになっている右側の下奥歯の場所にはかつて第三大臼歯、第二大臼歯、第一大臼歯、第二小臼歯の4本の奥歯が生えていましたが、今は虫歯で欠損し全て抜歯している状態で何もありません。約10年その状態だったことで、右側で食べ物を噛むことが出来ませんでした。
以下は右奥歯4本欠損した状態の写真です。
右側で咀嚼できなければ、左奥歯だけで食べ物を咀嚼するしかないため、当たり前ですが健康だった左奥歯も酷使されることになります。
そんなわけで左奥歯も当然良い状態であるはずもなく、虫歯もかなり進行していました。
特に左上奥歯の第一大臼歯は酷い状態で抜くかどうかギリギリという感じでした。それでも使える歯はできるだけ残そうという、担当歯科医のA先生の考えもあり、全ての虫歯をそぎ落としてかなり小さくなりつつ、中身もクレーターのように抉られながらもどうにか神経も残すことができた左上の第一大臼歯に、なんとか噛めるように詰め物をし大きめの銀歯が被せられたのでした。

そしてインプラントのスペースを確保するために、10年の歳月によって伸びてきてしまった健康な右上奥歯の第一大臼歯、第二大臼歯を削る作業も行われます。
麻酔により痛みはありませんが、
ものすごい音と振動が伝わり、きな臭い匂いが漂ってくることで、かなり激しく歯を削っていることが分かります。削り終えると、最後に被せ物をして完了です。
以下がその写真です。
写真左の白くて大きめの被せ物が僕の右上の奥歯である第一大臼歯、第二大臼歯を削って被せ物をした状態です。ちなみに素材はレジン(保険適用内)という樹脂製のもの。今回のように削る部分を最小限したいときにメリットのある素材です。
そして写真右の大きめの銀歯が僕の左上の第一大臼歯の治療後の姿です。何度も消毒と薬の投与を繰り返してようやく完治しましたが、また虫歯になったら今度こそ抜歯かもしれません。

《歯の被せ物について》
歯の被せ物については、一般的には銀歯が最も多く使用されています。保険適用内でもあるため特に見た目的にも目立たない奥歯などでは利用頻度が高い被せ物です。
しかし前歯など目立つ場所だったり、女性の場合は奥歯でも笑ったときなどは見えてしまうため、あまり金属製のものを好まれない方も多くいます。
その場合は僕の右上の奥歯である第一大臼歯、第二大臼歯にも被せた樹脂製のレジンが使用されることが多いようです。
銀歯もレジンも保険適用内ですが、審美性や耐久性を追求した場合は保険適用外にはなってしまいますが様々な種類の被せ物があります。以下にその種類とお値段(相場)など一覧表にしましのたので参考にして頂ければと思います。

名称 材質 特徴 適用箇所 費用(相場)
銀歯 銀、パラジウム、金、銅など、いわゆる銀合金 一般的に多く使われている、アレルギー症状を起こすことあり 主に奥歯 保険適用内
レジン プラスチック系樹脂 加工しやすく、歯の色に近い白色、銀歯ほどの耐久性はない 全般 保険適用内
ハイブリットセラミック セラミック、レジンの合成素材 適度な軟性と審美性があり値段も手頃、経年により変色することがある 前歯 40,000円
メタルボンド 金属の上にセラミックを焼き付けた物 審美性、強度に優れ、すり減らず変色もない、アレルギー症状を起こすことあり 全般 80,000円
セラミック セラミック 自然な色調を再現でき、強度も高い、変色しにくく、すり減りにくい 全般 100,000円
ジルコニア 人工ダイヤ 金属やセラミック以上の硬度、審美性が高く他の歯との馴染みも良い、変色や劣化もない 全般 130,000円

 

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
「インプラント手術の前に必要なこと!歯石の除去と虫歯治療」いかがでしたでしょうか。
次回はインプラント手術前に提出する同意書と契約書について記事にしています。気になる方はぜひ合わせてお読み下さい。
▶️第5回・インプラント手術前に提出する書類・同意書と契約書の内容とは?

この記事が少しでもインプラント治療を検討されている方のお役に立てれば幸いです。
 

▶️第1回・歯の欠損放置は危険!インプラント治療は早めの決断が大事!
▶️第2回・インプラントが出来ないケースと治療における歯磨きの重要性!
▶️第3回・インプラント治療は実際にいくらかかるの?手術費の試算とその解説
▶️第5回・インプラント手術前に提出する書類・同意書と契約書の内容とは?
▶️第6回・インプラント埋込手術体験談!手術前の準備と手術後の注意事項も解説
▶️第7回・ついにインプラント仮歯完成!手術の予後と人工歯の材質選定
▶️第8回・インプラント人工歯完成!装着時の噛み合わせ調整と日常的な使用感を解説

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