インプラント治療は実際にいくらかかるの?手術費の試算とその解説

インプラント体験談記事の第3回目です。
前回はインプラント治療が受けられないケースとしてどんなことがあるのか、歯磨きの重要性について書かせて頂き、インプラントの説明や保証、キャンセルについて実際の書類も掲載させて頂きました。
まだ第2回目の記事をお読みで無い方は、こちらからご覧下さい。
インプラントが出来ないケースと治療における歯磨きの重要性!

さて今回はインプラントの費用について記事にしようと思っています。
自分で撮影した資料なども掲載しているため、お見苦しい部分もありますが何とぞご容赦下さい。
僕のように今後インプラントを検討する方のお役に立てれば幸いです。

インプラント治療における費用試算について

2019年1月
歯医者さんからインプラントの手順や保証、キャンセルなどの詳細が書かれた書類を受け取り、その説明を受けた僕は最後にインプラントの費用について教えてもらいました。
だいたい一本35万くらいというのはネットなどで調べて知ってはいたものの、歯医者さんによって金額の変動もあるらしいので、気になっていた情報でした。
まずはインプラントを埋め込むための費用ということで手渡された料金表がこちらです。
担当歯科医のA先生説明では、この料金表はインプラント手術のときにかかる費用ということで、あご骨に打ち込むインプラント本体(フィクスチャー)の費用とその手術、事前に行った検査などの費用と言うことでした。表の中の3行目(インプラント挿入手技料)までですね。これが手術直前に入金しなければならない費用です。
つまり資料の欄外に書かれている「例)インプラント挿入時」とある内容で、埋め込むインプラント本数によって費用が変わるというものですね。
例えば僕の場合はおそらく3本くらいは埋め込むだろうから488,000円ということになります。
これ以外にあとは上部構造と呼ばれる人工歯の部分の費用がかかってきますね。その費用に関してはこの資料には書かれていませんでした。
そのことを先生に尋ねると上部構造の金額は歯の大きさや選ぶ材質、作り方によって大きく金額は変わってしまうため断言は出来ないけど、アバットメントという人工歯を支える部分も含めて、だいたい1本10万〜30万くらいが一般的だと教えてくれました。
そうなると、上部構造を平均金額の20万くらいと考えた場合、上部構造だけでも歯を3つ作ったら60万。
つまり、インプラント本体埋め込み3本分の費用488,000円にプラスすると約110万円ほどになります。これは確かに一本35万くらいはする計算になりますね。予想していましたが、やはり高額ですね。
担当のA先生が言うには手術の内容をもう少し検討して最終的な見積もりを提示してくれるとのことでした。
そして後日頂いたインプラント本体埋め込み手術の見積もり(治療費明細書)がこちらです。

僕の予想(3本埋め込んで448,000円)とは違い金額は下がっていました。良く見ると埋込インプラント料の本数が2本になっています。
A先生が言うには、僕の下あごの骨はしっかりしており今回は2本で十分持つので、奥歯と言うこともあり見た目をそれほど気にしないのであれば、この金額で出来るとのことでした。
見た目状の不都合について詳しく聞くと、2本のインプラント本体の上に3本分の上部構造を取り付けるため、独立した3つの人口歯ではなく、構造的に3つ歯がくっついている状態で作るということでした。
3本独立させるよりも確かにその作りの方が安定しそうです。何より費用も下がる。
もともと奥歯なのでよほど口を大きく開けなければ人目に触れるようなこともなく、見た目よりは機能重視で考えていた僕は、その方法を快諾したのでした。

以下、歯医者さんによって異なりますが、僕の場合のインプラント費の試算です。インプラント埋込本数が減ったので、予想の110万より随分安くなりました。
歯医者さんによって金額の違いはあると思うのでなんとも言えませんが、だいたいの金額把握にはなるかと思いますので、インプラントを検討中の方は自分のインプラント本数を当てはめて計算してみても良いと思います。

《インプラント費用の割出し概算票(僕の場合)》

  単価 合計金額
インプラント診断料、基本検査料、ステント料 1 54,000円 54,000円
一次手術手数料 1 43,200円 43,200円
インプラント埋入料 2 129,600円 259,200円
    上記小計→ 356.400円
上部構造(人工歯、アバットメント込み) 3 200,000円(想定) 600,000円(想定)
    総合計→ 956,400円(想定)

※なお2019年の11月に上部構造も入れ終わりインプラント 手術は全て終えました。最終的な費用も算出できましたので、気になる方は以下からご覧ください。
→最終的にいくらかかった正確な金額はこちら

インプラントの費用はいつ支払うのか?

インプラント費用は高額になるため、いつ支払うのか気になる方も多いと思います。
支払いのタイミングは以下の3通りが主ですが、歯医者さんによってまちまちなので、あらかじめ手術を依頼する歯医者さんには確認しておいた方が良いでしょう。
・治療開始時の一括払い
・治療完了時(人工歯を装着したとき)の一括払い
・治療の進行状態に合わせての分割払い
ちなみに僕の通う歯医者さんの場合は以下の通りでした。
・インプラント本体埋込手術料のみ手術当日までに支払い
・上部構造(人工歯、アバットメント込み)は仮歯の型取り前までに支払い
いわゆるインプラント手術と人工歯の二回に分けた方法ですね。
数十万の大きな出費だったので、僕の場合はあらかじめ生活費とは区別して貯めていました。

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
「インプラント治療は実際にいくらかかるの?手術費の試算とその解説」いかがでしたでしょうか。
次回はインプラント手術を迎えるまでの前段階となる治療について書いております。ぜひお読みください。
▶️第4回・インプラント手術の前に必要なこと!歯石の除去、虫歯治療と被せ物
この記事が少しでもインプラント治療を検討されている方のお役に立てれば幸いです。

▶️第1回・歯の欠損放置は危険!インプラント治療は早めの決断が大事!
▶️第2回・インプラントが出来ないケースと治療における歯磨きの重要性!
▶️第4回・インプラント手術の前に必要なこと!歯石の除去、虫歯治療と被せ物
▶️第5回・インプラント手術前に提出する書類・同意書と契約書の内容とは?
▶️第6回・インプラント埋込手術体験談!手術前の準備と手術後の注意事項も解説
▶️第7回・ついにインプラント仮歯完成!手術の予後と人工歯の材質選定
▶️第8回・インプラント人工歯完成!装着時の噛み合わせ調整と日常的な使用感を解説

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