歯磨き粉って必要?フッ素よりおすすめの重曹うがいと身体に優しい歯磨き粉

  • 2019年9月22日
  • 2021年4月12日
  • 美容
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僕の妻は重度のアトピーなので、食事も日用品もそこそこ無添加にこだわるようにしています。そんな僕なので直接、口の中に触れることになる「歯磨き粉」も無添加のものを選ぶようにしていました。
でも虫歯予防にはやっぱり「フッ素」は外せないという内容のネット記事を見かけると、一体どうしたものかと悩みます。特に僕はインプラント手術を終え仮歯が入っている状態もあり、インプラント寿命を延ばすためにも歯磨きに関しては正しい選択をしたいと思っていました。
そしてとうとうインプラント手術も一段落付いたある診察日に、歯医者の歯科衛生士さんに尋ねたのでした。
「歯磨き粉はやっぱりフッ素入りのものを選ぶべきでしょうか?」と。
すると思わぬ答えが返ってきたのです。
「そもそも、歯磨きに歯磨き粉を使う必要性はないですよ」と・・・。

さて今回は歯ブラシの記事に引き続き「歯磨き粉」の記事を書かせていただきます。歯科衛生士さんから教えてもらったことは僕自身も驚いたことが多く、興味深い内容でした。そのことも踏まえて「歯磨き粉」について、皆さんのお役に立てる情報になれば幸いです。

歯磨き粉って必要?フッ素よりも泡立ちよりも大事なこと

「歯磨き粉」を使用とすると泡立ち良く汚れを落とせて、口の中もスッキリするため愛用している人は多いのではないでしょうか?
また市販のお店でもあれだけたくさんの種類が売られているのだから、その需要の多さもうかがえますね。
そんな「歯磨き粉」なのに、歯科衛生士さんが言うには歯磨きにおいてマストアイテムでは無いということでした。
その理由は以下の通り、大きく二つあります。

《理由1・歯磨きをやった気になってしまうから》
歯磨き粉を使うと、歯磨きをやった気になってしまうこと中途半端な歯磨きになることが理由のひとつです。歯磨き粉の成分中に含まれている「発泡剤」が泡立ちを作ることで、磨き残しがあるにも関わらず綺麗に磨けた気もちになってしまい、さらに「香料」がすっきりした後味を演出してその「磨けた気もち」をさらに後押ししてしまうらしく結果、歯磨きが雑になるとのこと。

《理由2・研磨剤が歯を傷つけてしまうから》
そもそも歯垢を落とすためにもっとも必要なのは正確で丁寧なブラッシングであり、市販の歯磨き粉に含まれる成分では、ほとんど歯垢は落ちないらしく、あまり意味は無いとのこと。
また「歯を白くする」を売りにした商品は研磨性が強すぎ、丁寧なブラッシングをするとことで歯にとってはむしろ危険なため避けた方が良いとのことでした。

確かに言われてみれば僕にも身に覚えはありました。
10年前、虫歯になりまくっていた当時は口の中で泡が立てば歯が磨けた気分になっていましたし、フッ素入りや歯を白くすることを売りにした商品を選んで使っていたにも関わらず虫歯の予防効果などは感じたこともなく、結果何本も虫歯を悪化させ歯を失ってきました。
そう考えると、僕が人よりも早く歯を失ってしまった要因は思わぬところにあったのかもしれません。
歯磨きには、フッ素入りや泡立ちの良い歯磨き粉が必須だと思っていたけれど、それよりももっと大事なことは、泡立ちにごまかされず、研磨剤に頼らず、汚れている歯にしっかり歯ブラシを当てて正しく磨くことだと再認識させられました。

フッ素よりおすすめの重曹うがい

歯磨き粉に頼るよりも正しいブラッシングが大事。
それならばやはり「市販の歯磨き粉は使わない方が良い」ということが正解なのでしょうか。僕がそう結論づけようとすると歯科衛生士さんは、おすすめの虫歯予防について教えてくれました。
それこそが「重曹うがい」です。重曹うがい」と言えば喉が痛いときに重曹を水に溶かしてする「うがい」のことで僕も風邪をひくとよく妻が作ってくれたので、それなりに馴染みはあります。ただそれが虫歯に効果があるとは知りませんでした。

重曹うがい3つの効果《虫歯予防、歯周病予防、口臭予防》

歯科衛生士さんおすすめの「重曹うがい」ですが、その驚きの効果は大きく三つあるとのこと。
その一つは虫歯予防です。虫歯になるメカニズムとして口の中が酸性になることでその原因となる細菌(ミュータンス菌)が活性化するのですが、弱いアルカリ性の重曹には酸性となった口内環境を中性〜アルカリ性に引き戻す力があるのです。つまり虫歯の元となる細菌の繁殖を食い止めてくれる。実に単純なことなのですがこれが虫歯予防に高い効果を発揮するのです。
そして二つ目は歯周病予防。歯周病は歯垢(プラーク)の中の細菌によって歯肉に炎症を引き起こすことが原因です。この歯垢(プラーク)は虫歯の元となる細菌が溜まって出来た物なので、虫歯とまったく同じ原理ですが口内環境を中性〜アルカリ性に保つことで歯垢を抑制することができ、歯周病にも効果を発揮します。
そして三つ目は口臭予防です。口臭がするのも同じく口の中でできる「酸」が原因のため、やはり中性〜アルカリ性に引き戻してくれる「重曹うがい」による効果は高いです。例えばコーヒーなどを飲むと口臭はすごいですが、重曹うがいをすることで緩和されます。僕もやってみましたが本当に素晴らしい効果ですので、皆さんも是非試してみて下さい。

歯科衛生士さんが言うには「重曹うがい」は流行の「フッ素」よりもずっと効果が高いそうで、最近は歯医者さんの考えも変わってきており「フッ素」よりも「重曹うがい」をすすめている歯医者さんも少しずつですが増えてきているそうです。

重曹うがいのやり方とタイミング

まず、でんぷんが添加されていない(ベーキングパウダーではない)「食品用重曹」を用意します。水200㏄に小さじ一杯の食品用重曹を混ぜて溶かし、重曹うがい水を作ります。
「重曹うがい」をするタイミングは歯磨き直前と歯磨き直後。歯磨き直前に重曹うがい水をクチュクチュと歯に馴染むようにしっかりと数回ほど行うことで歯垢がとれやすくなり、直後に30秒ほど仕上げに行うことで口内環境をアルカリ性に保つ効果があります。なお歯ブラシに直接重曹を付けて行う「重曹歯磨き」は歯のエナメル層を傷つける恐れがあるためやめましょう

身体に優しい歯磨き粉を選ぼう

そして肝心の「歯磨き粉」ですが、やはり本来の「歯磨き効果」を邪魔するような不必要に泡立つ物や研磨剤が入っている物はよくないとのこと。さらにインプラントが入っている人にはチタンを腐食させるフッ素入りのものもNGとのことでした。
つまりは基本、歯磨き粉は使用しなくても良いということ。
ただそれでもあくまで歯磨きを促進させるために歯磨き粉を使いたいなら、どんな「歯磨き粉」が良いのか?
その条件とは以下のようなことでした。
泡立たないもの
研磨剤が入っていないもの
化学物質が入っていないもの
これはもしかしたら僕が使用している、オーガニック歯磨きに当てはまることではないかと思い実際に使っている歯磨き粉を見せたら「これなら大丈夫」というお墨付きを頂きました。以下はその写真です。
そんなわけで、最後におすすめの歯磨き粉(歯磨き剤)をいくつか紹介できればと思います。

シャボン玉 せっけんハミガキ

まず、写真にも出ている「シャボン玉 せっけんハミガキ」です。こちらはフッ素や泡立ちさせる合成界面剤は不使用の歯磨き粉。最近は市販店にも並ぶようになったのでお求めやすい商品ですね。僕も愛用しています。

ドクターブロナーオールワン トゥースペースト

「ドクターブロナーオールワン トゥースペースト」は妻が愛用している歯磨き粉です。こちらもフッ素化合物はもちろん、合成の清浄剤、発泡剤、保存料、着色料、香料、甘味料、無添加。ちなみに研磨剤の代わりにココナッツが粉砕されて入っており美白効果のある歯磨き粉です。

メイドオブオーガニクス オーガニックホワイトニングトゥースペースト

スッキリとした使用感の「メイドオブオーガニクス オーガニックホワイトニングトゥースペースト」は舌を噛みそうな名前(笑)ですが合成化合物不使用の優れものです。また天然由来成分がコラーゲンの生成をサポートし歯本来のクリアな白さに導いてくれます。僕も使ってましたが、まったく泡立たないところが素敵です。

MARFY'S WHITE(マーフィーズホワイト)歯磨き粉

毎日の歯磨きから健康を追求するという想いより開発された「MARFY'S WHITE(マーフィーズホワイト)歯磨き粉」は厳選された天然由来成分を配合したこだわりの歯磨き粉です。もちろん合成添加物、合成着色料無添加。ハッカのフレッシュな香りが歯磨きの仕上がりに爽快感を添えてくれます。

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
「歯磨き粉って必要?フッ素よりおすすめの重曹うがいと身体に優しい歯磨き粉」いかがでしたでしょうか。
歯やインプラントに関しては関連記事もありますので良かったらそちらもご覧下さい。
この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
 

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