ヘビースモーカーだった僕が禁煙したら人生変わった!その①ニコチン依存症

4年ほど前の2015年まで僕は煙草を一日二箱ほど消費するヘビースモーカーでした。
それまで喫煙歴は約20年以上。筋金入りの喫煙者ですね。


務めていた会社に喫煙者が多かったことや、
営業で顧客と飲みに出かけることも多く、多い日は三箱吸ってしまう日もあり、とにかく煙草を手放すことが出来ず吸わずには居られませんでした


そんな僕が禁煙しようと思ったのは務めていた会社を退職し、
その数ヶ月後に妻と籍を入れたときでした。

妻との結婚、仕事環境の変化など、いろいろなことが重なったことで、ひとつのけじめとして喫煙を誓ったことはよく覚えています。


「わたしより長生きしてね」そう言いながら、
僕が重度の喫煙者であることをずっと心配してくれていた妻に報いたいという気持ちも強く、2016年の年明けに僕は初めての禁煙宣言をしました。


あれから3年と8ヶ月経った今、僕は煙草を吸っていません。
もちろん電子煙草も。


この記事は喫煙、禁煙にまつわる情報を交えながら、
ヘビースモーカーだった僕がどうやって煙草をやめることができたのか、その方法などについてできるだけ詳しく皆さんに伝え、これから禁煙しようと思っている方や、自分の大切な人が禁煙しようとしている方のお役に立てる内容になればと思っています。


数回に分けた記事になりますが、
最後まで読んで頂ければ幸いです。

やめられない喫煙、恐怖のニコチン依存症

妻に禁煙宣言をしてから、禁煙が続いたのはたった一日だけでした。


自宅でのんびりしているときは、我慢できる煙草ですが、
仕事の電話がかかってくると無意識に煙草を探し火を付けています


不思議なんですが本当に気づけば煙草を探してるんです。


煙草を探し当てると、
今度はご丁寧に電話をしながらこれまた無意識に煙草が吸える換気扇の下に移動しています。


煙草のにおいがしてくるのも駄目でした。
他人が喫煙しているのを感じると自分もどうしようもなく吸いたくなるのです。


すでに以前の会社を辞め自分で起業していた時期だったので、
比べものにならないほど顧客と飲みにいく機会は減りました。


喫煙者の多かった会社も辞めているので、
煙草を吸おうと誘われることもありません。


それでも禁煙しては吸ってしまい、
また禁煙しようと一時的に我慢はするのですが、また吸うことを繰り返す日々。


仕事環境さえ変われば禁煙できると思っていた僕の考えは甘かった
のだと気づきました。


自分がニコチン依存症なのだと疑いを持った瞬間でした。

《ニコチン依存症》

2014年にファイザー株式会社が実施したニコチン依存症のスクリーニングテストを実施他ところ、喫煙者の68.9%がニコチン依存症の疑いがあるということが分かったと発表しています。


そして少し古いデータですが2009年に同じくファイザーが禁煙
の成功率による調査を発表しています。


それによると喫煙者の4人
のうち1人は禁煙に挑戦するもそのうち7割は失敗しているという結果で、禁煙の失敗割合は顕著に高いデータとなっています。


ニコチン依存症の疑いのある喫煙者の割合が約7割。

禁煙失敗率が約7割。調査結果の時間軸は違えど偶然とも思えないほどの一致ぶりです。


ニコチン依存症の喫煙者の禁煙はなかなか成功しないという実態の
裏付けにもなりそうな調査結果ですね。


とはいえ今は2019年。
禁煙外来などもあるので、禁煙成功率はもっと上がっているのではないでしょうか。

《減り続ける喫煙者とその主な理由》

JT(日本たばこ産業)の調査によると喫煙者の数は年々減り続けているといいます。


タバコが日本に普及した1965年はなんと喫煙者率は約50%、
なんと二人に一人は吸っていた時代もあったのですが、2018年では17.9%まで下がりました。約3分の1ですね。


喫煙者人口が大幅に減った大きな要因と考えられるのが肺がんリス
クと増税によるタバコの値上げです。


当時、
肺がん患者の真っ黒になった肺の写真を貼り付けたタバコのパッケージは大いにインパクトがあり喫煙者の中で話題になりました。


またタバコの値段はそのほとんどが以下の通り税金の内訳となって
います。


480円商品の場合は税金が約60%以上を占めており、
実際の本体価格は200円にも満たないことが分かりますね。


※JT(日本たばこ産業)HPより

一箱480円商品の場合
金額
税率
国たばこ税
116.04円
24.2%
都道府県たばこ税
18.6円
3.9%
市区町村たばこ特別税
113.84円
23.7%
たばこ特別税
16.4円
3.4%
消費税
35.55円
7.4%
税金合計
300.43
62.6%

禁煙にもがく中、出会ってしまった加熱式タバコ

自分がニコチン依存症だと疑いながら、吸うタバコはさらに自分を追い詰めました。


妻と外食するときに無意識に喫煙が出来る店を探す自分にも嫌気が
さしていました。


自分が大切に思う人まで喫煙のリスクに巻き込んでしまう「
受動喫煙」は大きな問題になっており、飲食店がこぞって分煙や完全禁煙をやり始めた時期でした。


僕の場合、
自宅で仕事のことを考えずにアニメなどを見て過ごしているときは不思議と煙草を吸いたいと思うことは少なかったですね。


それでも飲食店に行くとどうしても吸ってしまう。妻がいても「
これ一本だけだから」と言いながら、煙草を加える始末。


そんな状況でせめて妻だけでも「受動喫煙」
の被害から守りたいという一心で購入したのが「加熱式タバコ」でした。


煙がほとんど出ずに、見た目もスマートで、
いかにも意識が高そうに見える。


しかも従来の紙巻きタバコとさほど変わらないタバコ感を感じさせ
てくれるとあって、品切れになるほどの人気ぶり。


当時、僕の周囲の喫煙者も6割くらいが、
僕と同じ加熱式タバコに切り替えた時期でもありました。


喫煙者は誰しも喫煙することへの罪悪感は少なからずあるのかもし
れませんね。

しかしこの加熱式タバコに切り替えたことは、僕にとって良い方向に働いてはくれませんでした。


あわよくば加熱式タバコに切り替えて、
そのまま禁煙出来ればと考えていたのですが、僕がしたことは真逆で紙巻きタバコと加熱式タバコの併用にすぎませんでした。


仕事場では紙巻きタバコを吸い、
自宅に返ると煙が出ないことを理由に、加熱式タバコを吸うという悪循環。


これまでは煙を気にして換気扇の下や外に出て吸っていたにも関わ
らず、加熱式タバコなら大丈夫と言ってリビングのソファーに座りながら堂々と吸う始末。


「禁煙宣言」をしたことなどまるでなかったかのように、
場所を選ばず吸うようになってしまったのです。


妻は何も言いませんでしたが、加熱式タバコでも匂いはあります。


人によっては加熱式タバコの匂いの方が不快だと言う人もいます。


ちなみに加熱式タバコの「安全性」や「受動喫煙」については、
確かなことは立証されておらず現状では「リスクの疑いあり」という曖昧なもの。


科学的根拠を伴った結果が得られるまではかなりの時間を要するら
しく、現在もなんとも言えない不安だけが残っている状態です。

《年々伸びる加熱式タバコの需要》

2015年頃より人気が出始めた加熱式タバコはみるみるうちにユーザーを増やし、2018年12月に行われた調査では喫煙者のほぼ半数が加熱式タバコの愛用者であるという結果が出ました。


ここまで加熱式タバコの需要が伸びたのは、僕のように周囲に「
受動喫煙」をさせたくないという気持ちと、もしかしたら禁煙出来るのではという考えで買った人も多くいると思います。


「有害物質90%カット」
と言う謳い文句も強烈でした。


しかしそれは本当でしょうか?


巷では肺炎リスクや受動喫煙リスクなど様々な物議を醸し出してい
ますが、その真意について科学的根拠に基づく発表は未だ示されておりません。


そんな中、これまで加熱式タバコの販売を認めなかったアメリカが
2019年4月にようやくその販売を許可しました。紙巻きタバコから新世代の加熱式タバコが今後、どのように世界に浸透していくのか注目したいと思います。

《アメリカでの電子タバコ健康被害》

アメリカで若い世代が、電子タバコの喫煙によると思われる呼吸器障害で入院が相次いでいるとのこと。


ちなみに電子タバコとは液状のリキッドを気化して吸引するもので
日本ではニコチンが含まれていないため法的に年齢制限はありませんが、販売店側で自主規制を行っている場合もあります。

まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました!

「ヘビースモーカーだった僕が禁煙したら人生変わった!その①ニコチン依存症」
いかがでしたか?

全三回で、その②の記事では加熱式タバコに移行したことによる喫煙への影響を書いていきます。

出来上がり次第アップしていきますので是非チェックしてみ下さいね。

この記事が禁煙しようとする人のお役に少しでも立てればと願ってやみません。

 
 
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