ライフワークとして小説家を目指す!プロになれる確率と諦めない才能

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つい先日「小説家になれないなら自殺する」という投稿をとあるSNSで見ました。
実は僕も小説で飯を食いたいと思っていた時期があり、それもわりと最近まで小説新人賞に応募するなど、かなりガチでプロを目指していたので他人事とも思えず、いろいろ考えてしまいました。
ちなみに僕が小説を書き始めたのは40歳を過ぎた5年ほど前、そして書くことをやめたのは今年に入ってからです。
やめた理由は単純ですが、今の自分ではプロの作家にはなれないと思ったからです。
諦めたら試合終了ですが、諦めることで見えてくる道もあると今なら思えます。

今回は「ブログで書くまでもない10のこと」と題して、その記念すべき1記事目(2記事目はいつになるかわかりませんが‥)。「ライフワークとして小説家を目指す!プロになれる確率と諦めない才能」です。
自分の才能を信じて疑わない人ほど、肩の力を抜いて読んで欲しいと思います。あるいは僕の諦めの境地を笑いながらでも、ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。

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ライフワークとして小説家を目指す!プロになれなかった僕と誰もがプロの小説家を目指せる時代

僕は小説に関しては5年以内にデビューできなかったらやめようと期間をきめてチャレンジしました。憧れの仕事ではありましたが、お金にならないことを無期限で続けることほど危険なことはありません。そのため、もちろん本業の仕事もしながら小説を書き始めました。
以下はその5年間の結果について表にまとめたものです。

  作品数 一次選考通過作品数 一次通過新人賞名称 二次選考通過作品数 二次通過新人賞名称
200ページ以上の作品(400字詰め原稿用紙換算) 6 3 小説すばる新人賞/野性時代フロンティア文学賞/ジャンプ小説新人賞 1 野性時代フロンティア
文学賞
100ページ前後の作品(400字詰め原稿用紙換算) 14 5 小説推理新人賞(2回)/ジャンプ小説新人賞テーマ部門(2回)/オール讀物新人賞 1 ジャンプ小説新人賞
テーマ部門
30ページ以内の作品(400字詰め原稿用紙換算) 4 1 コバルト小説新人賞    
合計作品数 24 9   2  

結果として2次審査通過が最高結果で、デビューを果たすなど夢のまた夢でした。
しかも5年間で24作品は少ないですね。あくまで完成して新人賞に応募したものなので、未完成のものはもっと書いていたと思いますが‥。
ちなみに僕が意識していたのは一つの新人賞の結果が出るまでに別の新人賞に応募することでした。変な自分ルールですが常に何かの賞の結果待ちという緊張感を絶やさないようにしていました。
一番最初に応募した作品がすぐに一次審査を通過したので、当時は絶対にプロの作家になれると、めちゃくちゃその気になっていたことを覚えています(そのときの喜びは格別でした)。
一回の新人賞は多くて2,000作品、少ないと300作品と幅があり、その頂点程度であれば楽勝と考えていたのです。
ところがその後はいくら応募しても二次審査以上をなかなか通過せず、3年ほど経過したあたりで最初は普通のエンターテイメントの賞を目指していたのですが、デビュー出来るならジャンルはどうでもいいと考え始め、ラノベや純文学にも応募するようになりました。
結果、純文学は一度も通らず、ラノベでは1作品だけ2次審査を通過するところまで行きましたが、望むような結果とはとても言えませんでした。
最後の一年も懸命に頑張りましたが、おそらく厳しいだろうと思い、すでに次のことを考え始めていたと思います。
なぜなら現役高校生がとある新人賞の大賞を射止めたり、中学生が書いた小説が書籍化されてベストセラーになったりで、これは自分が生き残れるような甘い世界ではないと本気で思ったからです。また「小説家になろう」などのサイトで発表される作品も読むと荒削りですが、自分には考えもつかない発想のものも多く、アイデア的にも勝てないと感じました。
さらに僕に追い打ちをかけたのは、サイトに掲載されている作品の数です。そこには65万を超えた数字が・・。これだけの人間が小説家を目指していると言う事実に驚きながら、自分が思っていた以上に誰もが気軽にプロの小説家を目指す時代なんだと思い知らされ、どっと疲れが湧いてきたのです。
自分でチャレンジしようと決めた5年間を振り返っても悔いはありませんが、作家活動をここまで手軽なものにしたネットの力には驚かされました。
そこで現代におけるプロ作家を目指す倍率が一体どれくらいなのか気になったのです。

現代においてプロ小説家になれる倍率を考えてみた・それでもあなたはプロを目指しますか?

プロの小説家になれる割合はそれを目指す人に対してどれくらいか?そのことを考える前に比較対象として別の職業についてもその倍率について考えてみましょう。

例えばプロ野球選手はドラフト会議で指名されなければプロにはなれません。そして毎年ドラフトで指名される平均人数は84人。その中で高校生と大学生はおよそ60名です。全国の高校生、大学生のドラフト対象者は61,500人。つまり60÷61500=0.000975となり、四捨五入するとその確率は0.1%。だいたい対象者1025人のうち1人しかプロになれないという計算です。
またアイドルになれる確率としては、例えば誰もが知るアイドルグループAKB48のオーディションの数値だと32,644人の応募者の中から最終合格者となったのは55人(※1期から第3期追加メンバーオーディションまでの数値です)です。計算すると55÷32644=0.00168となり、四捨五入するとその確率は0.17%。だいたい600人に1人の割合ということが分かります。
プロ野球選手もアイドルもかなり狭き門と言えますね。

そして、小説家になれる確率は果たして何%か?
小説家としてプロデビューするためには主に2とおり。ひとつは新人賞を獲ること。もうひとつは「小説家になろう」などの小説投稿サイトなどで自分の小説を公開し、出版社に出版を持ちかけられることです。(※自費出版デビューは除きます)
そうした経緯を踏まえてプロ作家としてデビュー出来る人数は、年間に400人ほどです。
そしてプロの小説家を目指している作家の数は、なんと500万人という都市伝説並みの数値が噂されるほど多いというのが現状です。これは野球選手やアイドルと比べて、小説家には年齢制限やプロとしての賞味期限などはなく、誰でも何歳でもどんな状況でも書くことさえ出来ていれば小説家になれるからです。ここでいう小説家とはプロではなく、あくまで小説を書くという行為を行っている人を指しますが、年齢層は小学生から高齢者まで、文章がかける人全てがその対象です。
はっきり言ってプロになるために必要な資格や条件がここまで一切無い職業は小説家くらいではないでしょうか。
どんな会社でも応募資格や年齢制限は確実にありますし、性別によってなれない職業というものも存在します。しかしプロの小説家にはそれが一切ありません。むしろ無いことが結果としてその作家のアイデンティティーを形成してることさえあるのです。
つまりプロの小説家は誰でも目指せる職業であり、現在は「小説家になろう」などのサイトもあるため小説家としてプロを目指すことのハードルは確実に下がっているのです。
さらにプロになることを本人が諦めなければ何歳になっても目指すことができ、何か別の仕事をしながらでも、ずっとデビューを夢見て小説を書き続けている人もたくさんいます。つまりプロ小説家を目指す人は新しい年を迎えるごとに、どんどん蓄積されていく。20歳で小説家を目指した人が60歳になった今も目指しているということは十分考えられるのです。
そう考えるとプロの小説家になろうとしている人たちが500万人という都市伝説的な数字も信憑性が出てきますね。
そうは思いながらも、さすがに500万人はないだろうと思い、僕なりにその人数を作品数から割り出してみました。作品数=作者の数という考え方は雑ですが大きくは外れていないという考え方です。
・一年間の小説新人賞の数は約100賞、応募された作品数は約7万。
・大手小説投稿サイトに投稿されている作品の数は約113万作品
・合計すると120万作品
120万作品に相当する作者がいると考えつつも同じ人が複数作品を投稿していることも考慮して切りよく100万人のプロ小説家を目指す作家がいると仮定してみました。
年間400人の新人作家がプロデビュー。そして100万人のプロ作家志望者がいるということで倍率を想定してみます。
400÷1,000,000=0.0004となり、確率は0.04%。なんと2,500人に1人という倍率になります。比べるのもおかしいですが、倍率だけ見ればプロ野球選手やアイドルよりもずっと狭き門と言えますね。

プロデビュー後も小説を書き続けられる確率は?作家の平均年収はいくら?

プロデビュー後も作家が小説を書き続けられるか?つまりその後も本を出し続けられかも気になるところです。せっかくデビューしても長く続けることが出来なければ狭き門を突破した苦労の甲斐もありません。
しかしその苦労に反して、作家がデビュー後も本を出し続けられる確率はとても低いようです。年間400人の作家がデビューしたとして、1年後に小説家として生き残っている人は40人ほどしかいないと言われています。自分の作品に対する批評に潰されてしまい書けなくなる人もいれば、新しいアイデアが浮かばない場合や、担当編集者との意見の相違などで作品が進まなかったり、その理由は様々ですが2冊目を出せず消えていく人がほとんどという厳しい世界です。
もし2作目が出せたとしても3作目、4作目と出すためにはヒットが必要で、それが無ければ依頼も減ってしまい作品を発表する場も減ってしまいます。コンスタントに作品を発表するためには作品に対する世間の評価と自分の才能がうまく合致して始めて続けれらる職業と言えますね。
また、作家の平均年収は200万〜400万と決して高いわけではありませんので、作家を副業としてサラリーマンなどを続けている、いわゆる兼業作家が多いのも小説家という仕事の特徴としてあげられます。せっかく小説家デビュー出来てもヒットが出ずに、そのまま兼業していたサラリーマンを続けている人も多いといいます。
小説だけで食べていくにはベストセラーを何冊か出すほどの実績がなければ厳しいのが実情のようですね。

ライフワークとして小説家を目指す!諦めなければいつかなれるという境地

ここまで、小説家になることは大変なことで、なった後も大変なんだということが分かってもらえたかと思います。
しかしだからといって「目指すのは馬鹿らしい」ということではありません。
僕自身、物語を作る楽しさは十分わかっていますし、作品を書き終えた後の充実感も忘れることは出来ません。この先、また小説家を目指すかは分かりませんが、小説のネタになるすごいアイデアを思いついたら多分また小説を書くと思いますし、それが傑作だと思ったらまた新人賞に応募してしまうかもしれません。
「なんだ、全然諦めてないじゃないか」と言われてしまうかもしれませんが、そんなことを考えてしまうくらい小説家が魅力的な仕事であることは間違いありません
しかし、だからこそプロ作家になるために必要なものは、才能や努力や運よりも大切なものがある気がしてなりません。
ふと僕が思うのは、それは「時期」ではないかと思うのです。
プロ作家になれる人は一握り。当然、デビューする年齢もまちまちです。せっかくデビューしたのに書けなくなって、しばらく小説から離れてまた書き始める人もいます。それは書きたいと思うことが出来て、その「時期」がまた巡ってきたからではないでしょうか。
何が言いたいかというと、これだけいろんな年齢の人が目指せる職業である「小説家」は、その人その人によってデビュー出来る「時期」があるのでは、と考えるようになったということです。
何しろ作家という仕事において、そのときまでに得た人生経験や、人間関係や環境などが作品に与える影響は計り知れません
だからこそ「今は小説家になるべき時期ではないんだ。その時が来るまで今はもっと人生経験しよう」という境地が大切で、いつか作家デビューするそのときまで自分の人生をアイデアのようにあたためれば良いのではないでしょうか。
「小説家になれないなら自殺する」そう考えた今の自分が、この先どんな自分になるのかその物語を小説にすれば、作家デビュー出来るほどの傑作が書けるかもしれませんね。

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ライフワークとして小説家を目指す!プロになれる確率と諦めない才能いかがでしたでしょうか?
ちなみに「ブログで書くまでもない10のこと」はブログにするまでもないけど、僕がどうしても記事にしたかったことをアラフィフならではのユルさで綴っていくシリーズで、
あと9つ記事を書く予定です(いつになるかはわかりませんが‥)。
書きたいことが見つかったらまた記事にしていきますので、その際はぜひご覧下さい。
この記事が皆さまのお役に立てる情報であれば幸いです。

 

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