男のアンチエイジング!白髪のメカニズムと予防と対策

  • 2019年9月9日
  • 2021年4月12日
  • 美容
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髪には日々のストレスや加齢による老化が出やすいため、アンチエイジングにとっては課題の一つです。
その顕著な例として薄毛(抜け毛)がありますが、もうひとつ多くの人を悩ませているのが「白髪」です。
ちなみに白髪体質の僕は30代前くらいから部分的に髪が白くなりはじめ、アラフィフの現在は何の対処もしなければ、頭髪の半分くらいは白髪状態になってしまっています。

今回の「男のアンチエイジング!」は頭髪における老化現象「白髪」についてそのメカニズムを解説し、効果的な対処法について紹介できればと思います。

白髪の毛髪状態とメカニズム

黒い髪の中にふと見つけてしまう白髪。
ついこの間まで黒髪が生えていた場所だったのに、いつの間にか白髪になっている。
40代以上の男性なら一度はそんな経験があるでしょう。

そもそも正常な黒い髪に対して白髪とはどんな状態なのか。
それを知ることで効果的な白髪対策も見つけられるのではないでしょうか。

まず始めに知っていただきたいのは身体の皮膚や瞳に色に与えているのはメラニン色素だということ。
そして毛髪もまた例外ではなくこのメラニン色素によって色が与えられています。

毛髪の根っこの部分にある細胞メラノサイトによってメラニンが生み出され毛髪部分に運ばれ、メラニンが光を吸収することで髪は黒く見えるのです。
このメラニンが髪に含まれる量として多ければ多いほど、髪はより黒くなります。

そして逆に、このメラニンが足りていない状態だと髪は白く見えてしまいます。
つまりメラニンが欠乏してる髪の状態こそが白髪の原因であり、白髪が発生するメカニズムなのです。

白髪と悪玉活性酸素との関係

白髪はメラミンが不足した状態だということを解説しましたが、ではどうしてメラミンが不足してしまうのか、それはメラミンを生み出すメラノサイトの働きが低下してしまうから。
メラノサイトの機能が低下してしまう一番の原因は加齢による老化で悪玉活性酸素(ヒドロキシラジカル等の活性酸素、強い酸化力を持ち細胞に損傷を与える)が増えてしまうこと。老化現象の一つなので誰にでも起こりえることと言えます。

これまでの解説でメラノサイトに本来の働きをしてもらうこと、つまりは悪玉活性酸素を減らすことこそが白髪の予防と言えますね。
また悪玉活性酸素は髪を老化させるだけでなく、身体全体の細胞にも悪影響を及ぼすので、悪玉活性酸素を減らすことは身体全体のアンチエイジングにも繋がります。

白髪の予防策と生活習慣

白髪予防のために、具体的に悪玉活性酸素を減らすためにどうするか?
まず出来ることは生活習慣を見直し、食生活、運動、睡眠などストレスを軽減させるためのセルフケアです。

適度な運動と良質な睡眠を

ストレスを貯めてしまうと悪玉活性酸素は増えてしまいます。
ストレスを解消するために、また身体の血流を良くして代謝を上げるために適度な運動、特に有酸素運動を継続的に行うことはとても大切です。

有酸素運動で身体を動かすと心肺機能が活発になり血流が良くなります。
血流が良くなると代謝があがり老廃物が排出でき、血管が栄養分を身体の隅々まで行き渡らせ、末端である頭皮にも届くようになります。

そして生活習慣において、もうひとつ良質な睡眠を取ることもまた白髪予防において大切な役割を担っています。
人間の身体は絶えず古い細胞から新しい細胞への入れ替わりを行っているのはご存知でしょうか。
それこそが普段良く耳にする新陳代謝です。

その細胞の生まれ変わりが活発になる時間帯こそが夜の10時から夜中の2時までの時間でゴールデンタイムと呼ばれています。
その時間に身体を休め睡眠を取ることで身体の細胞はもちろん、髪の細胞も活性化しメラニンも生成されやすくなるのです。

このように適度な運動と、良質な睡眠は白髪予防には欠かせない生活習慣と言えます。

白髪予防に効果的な食生活と栄養

白髪予防に効果的な栄養素はミネラルやビタミン類、そしてタンパク質。
これらが豊富に含まれた食事を取ることで白髪予防の効果が期待できます。

ワカメや昆布と言った海藻類からはビタミンBやミネラル。
めかぶやもずくなどからは毛母細胞を活性カさせる食物繊維のフコイダンが含まれています。
また豚肉や鶏肉からはタンパク質はもちろんビタミンBなども含まれています。
髪を構成するケラチンを作るアミノ酸のメチオニンが多く含まれているのは魚介類など。

このように髪に良い栄養素は実にたくさんの食材から得ることができるため、大切なのはそれらをバランス良く摂取することです。
逆に摂り過ぎると髪に良くない栄養素としては、糖質、脂質、塩分です。
例えばインスタントのカップラーメンやカップ焼きそばなどは、それらが多く含まれる代表的なものですね。
また、仕事などで忙しい方にとっては食生活の中で効率よく髪に良い栄養素を摂取できない場合もあると思います。
その場合はサプリメントで補うことも方法の一つです。

以下に、髪に良いとされる栄養素と食材、また栄養不足を補うためのおすすめのサプリメントを紹介させていただきます。

《髪に良い栄養素と効果、食材とサプリメント》

髪の大半の成分を構成するケラチン(タンパク質)を構成するメチオニンが摂取できる食材
✔️ 肉類、魚類、インゲン豆、ピスタチオ、カシューナッツ、豆腐など
✔️ サプリメント「L メチオニン NOW Foods」

ケラチンの合成を促し、抜け毛予防にも効果のある亜鉛が摂取できる食材
✔️ 牡蠣、貝類、いわし、納豆など
✔️ サプリメント「大塚製薬 ネイチャーメイド 亜鉛」

毛母細胞の細胞分裂を活発にするビタミンB群を摂取できる食材
✔️ マグロ赤身など魚類、肉類、玄米ご飯、枝豆など
✔️ サプリメント「大塚製薬 ネイチャーメイド Bコンプレックス」

メラノサイトを活性化する栄養素、カルシウムが摂取できる食材
✔️ 煮干しなど小魚、海藻類、乳製品など
✔️ サプリメント「大塚製薬 ネイチャーメイド スーパーカルシウム」

血管を強くし、髪や頭皮を丈夫にするビタミンCを摂取できる食材
✔️ アセロラなど果物、乾燥パセリ、緑黄色野菜、海苔など
✔️ サプリメント「C-1000+ローズヒップ(タイムリリース)NOW Foods

毛母細胞を活性化する植毛繊維フコイダンが摂取できる食材
✔️ 昆布、わかめ、めかぶ、もずくなど
✔️ サプリメント「沖縄フコイダン」

甲状腺ホルモンのもととなり代謝を促す働きのあるヨウ素が摂取できる食材
✔️ 昆布、ひじきなど
✔️ サプリメント「ケルプ 天然ヨウ素 NOW Foods」

既に白髪になっている部分はどうするのか?

ここまで白髪の予防策を解説してきましたが、既に白髪になってしまっている部分はどうするのか。
予防策を試してみるにしても、その効果が髪に現れるのは三ヶ月(個人差はありますが)が目安です。
その間、気になる場合はやはり染めるのが良いと思われます。

ただし、髪や頭皮を傷めてしまうような白髪染めを使うのはおすすめできません。
理容サロンなど専門点で相談しながら、髪と頭皮に影響のない手法で染めてもらうのが良いと思います。
もし、自分で染めたい場合はオーガニックなヘアカラーを使用しましょう。
オーガニックの白髪染め「グリーンノートヘナ オーガニータ ディープブラウン」は、塗る前に自分でペーストを作るという手間はありますが、髪と頭皮に優しくおすすめです。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました!
「男のアンチエイジング!白髪のメカニズムと予防と対策」いかがでしたでしょうか?
加齢による髪の問題は白髪の他にも薄毛や抜け毛についても記事にまとめています。
気になる方は是非、合わせてお読み下さい。

この記事が少しでも皆さまのお役に立てたなら幸いです。

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