もし僕がおにぎりで一番好きな具材は何か?と聞かれたら迷わず「鮭」と答えるでしょう!「鮭」はとにかく美味しい!お刺身でもスモークサーモンでも焼いても煮ても美味しいという優れもので、しかも魚としての栄養も豊富です。
これは人気が無いわけないと思って調べたら、全国の人気ランキングでは堂々のトップ。そして国内の消費量も第一位という、まさに日本人にとって最も身近な「食用魚」として不動の人気を誇っていました。
そんな「鮭」を食べることで得られる効果はズバリ「美容」と「アンチエイジング」。今回は食材としても優秀な「鮭」を食べることで得られる栄養効果とその種類について迫ってみました。是非最後までお読み下さい。
鮭の美容とアンチエイジング効果!アスタキサンチンとは?
魚はその身を赤く見せるミオグロビンが一定量より多いと赤身魚と呼び、一定量以下の魚を白身魚と呼んで区別しています。
鮭は赤身魚ではなく白身魚に分類されていますが鮭の切り身を見てみるとその色はサーモンピンクと呼ばれるように、赤身に近い色をしており何故、赤身魚ではないのか疑問に思うでしょう。
しかしこの「赤」は赤身魚に多く含まれるミオグロビンによってではなく、エビやカニにも含まれるアスタキサンチンによるものでミオグロビンは一定量よりも少ないため鮭は白身魚に分類されるのです。
そして鮭の身を赤く見せるこのアスタキサンチンこそが、鮭が美容とアンチエイジング効果に秀でていると言われる秘密です。
アスタキサンチンとはリコペンやβ-カロチンと同じカロチノイドの一種で、老化の原因とされる紫外線や喫煙など日常生活で生じる酸化ストレスに抗い細胞をダメージから守る抗酸化作用を持つ色素。
そしてアスタキサンチンの持つ抗酸化力はなんとビタミンCの6000倍、コエンザイムQ10の800倍といわれています。
この非常に高い抗酸化作用は酸化ストレスから皮膚細胞を守りコラーゲンの生産を維持させる機能があり肌の弾力を保ちます。
また紫外線から肌を守ることでメラニンの生産を抑えシミを改善し、保湿効果によって肌の乾燥を防いでくれます。
鮭は魚として定番の栄養も豊富!オメガ3脂肪酸とビタミン
鮭には魚類に多く含まれる脂質オメガ3脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)も豊富です。
この二つの脂肪酸は肝臓の中で作用しコレステロール値を下げ、中性脂肪を減らす働きがあり、動脈硬化やさまざまな生活習慣病の予防にも効果があるといわれています。
また上記のDHAとEPAには視神経の働きを促進し目の細胞を再生する働きもあるとして注目を集めています。
そして美容に良いと言われる栄養素としては豊富に含まれるたんぱく質とビタミンにも注目しておきたいところです。
たんぱく質が筋肉の合成や分解を促しその発育にとって必要不可欠な役割を担っておりダイエット効果が期待できることははもちろんですが、ビタミンB1の糖質の代謝を促す働きやビタミンB2の脂質の代謝を助ける働き、ビタミンAの肌の健康を維持する働きも美容と健康に優れた効果を発揮します。
鮭の主要な種類と産地を紹介
ご紹介のとおり栄養価に優れた鮭ですが、その調理方法も多岐にわたり、塩焼きやソテー、ムニエルはもちろん、鍋やシチューやパスタなどの料理に加えても美味しい食材です。
また、日本の食卓に並ぶ食用の鮭は主要なものだけで8種類。その用途や産地は様々ですが、一年中を通して食べることの出来る魚としても有名です。
白鮭(秋鮭、時鮭、鮭児など) 産地:日本、アラスカ |
日本で最も多く流通し食される定番の鮭で塩鮭、新巻鮭、鮭フレーク、缶詰にも使用される |
カラフトマス 産地:北海道、米国、ロシア |
鮭の缶詰に利用されることが多く、身が柔らかくほぐれやすいのが特徴、身は缶詰、卵はすじこに加工されることも多い |
紅鮭(ヒメマス) 産地:北海道、アラスカ、ロシア |
身が鮮やかな赤でアメリカではスモークサーモンとして人気。アラスカ、ロシアから日本市場に輸入されている |
銀鮭 産地:日本三陸沖、米国、ロシア、チリ |
成長が早く国内外で養殖が行われておりコンビニおにぎりや弁当に利用されることが多い。ロシア、チリ産のものは年中販売されている |
ニジマス 産地:日本 |
養殖がしやすく、燻製やルイベ、鱒寿司、寿司ネタなどに利用される。クセがなくあっさりしておりシチューなどの料理にもよく合う |
サクラマス(ヤマメ、ホンマス) 産地:北海道 |
日本の北海道が産地で富山県の鱒寿司は有名。海へ下り成長したものをサクラマス、幼魚をヤマメという |
アトランティックサーモン 産地:ノルウェー |
脂がのっており、刺身や切身で販売されることが多い。日本の市場で売られているほとんどがノルウェー産 |
トラウトサーモン 産地:チリ |
身色と味の良いニジマスを人工的に養殖用に改良したもの。刺身で食べることの多い鮭だが塩鮭、酢じめなどの加工品としても人気がある |
キングサーモン(マスノスケ) 産地:カナダ、ロシア、アラスカ |
世界で最大級の鮭でそのほとんどが輸入品。脂がのっておりソテーにすると美味しく、スモークサーモンとしても人気がある |
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
「鮭の美容とアンチエイジング効果!アスタキサンチンとオメガ3脂肪酸を解説」いかがでしたでしょうか?
関連して、魚を食べるべき10の理由という記事も書いておりますので、そちらもぜひご覧下さい。
この記事が皆さまのお役に立てる情報であれば幸いです。
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