日本人には日本食を!米・魚・発酵食品が日本人に最高な理由

  • 2019年10月18日
  • 2021年4月12日
  • 724View
  • 0件

日本人には日本食を!米・魚・発酵食品を食べよう

人間の体質は実は遺伝も関係しているということを知っていますか?実際、日本人と欧米人でも遺伝的に日本人のほうが脂肪が付きやすい体質と言われています。確かに魚や米、発酵食を好んで食べてきた日本人肉や小麦などが中心の食生活を送ってきた欧米人とでは、イメージ的にも違う体質になるのも理解できます。
そう考えると現代の日本人は食文化が欧米化してきたことにより、遺伝的に合っていない食べ物を摂るようになってしまったとも言えます。
ただ、そんなときこそ原点回帰が必要で、今こそ日本食という日本人の遺伝子に合った食べ物を摂るべきと考える今日この頃です。
単に僕が日本食が大好きということもありますが、今回はそんな日本食について記事を書きたいと思います。

日本人の体質の特性とは?欧米の食文化と日本食

日本において食べ物の欧米化が進んでいるのは誰の目にも明らかです。
今や、誰もが一度は食べたことがあるハンバーガーやステーキをはじめ、流行のパンケーキまでも、欧米食とも言える肉と小麦は日本でも大人気です。
しかしそもそも日本人の身体はそういった食事を摂ることに適した身体なのでしょうか。

日本人と欧米人の体質比較

日本人は欧米人に比べて内臓脂肪が付きやすいと言います。特に男性は内臓脂肪が遺伝的につきやすいため、高血圧、糖尿病、動脈硬化など、生活習慣病の原因ともなる病気を抱えることが多いと言います。これに対し欧米人は、肥満になっても皮下脂肪がつくだけで、危険な内臓脂肪はあまりつきません。
また、日本人は一般的に肝臓でアルコールを分解する力が弱いと言われており、欧米人に比べてあまりお酒に強い体質とは言えません
しかし日本人が欧米人よりも体質的に良い思われる点ももちろんあります。
それは血液が綺麗なこと。このため日本人は遺伝的に動脈硬化になりにくい体質と言えます。これは昔から日本人は習慣的に魚を食べてきたことで、血液中の善玉コレステロールと、特にDHAとEPAが多いことに由来しています。
また日本人の腸内にはビフィズス菌をはじめとした善玉菌が多く存在していることも長所の一つ。腸内環境が綺麗なことも日本人の体質的な強みと言えます。

つまり日本人の体質の特徴は以下のことが言えます。
メリット:血液と腸内環境が綺麗→この長所を伸ばせる食事を摂りたい
デメリット:内臓脂肪が付きやすく、お酒に弱い→脂肪と糖に弱い

日本人と欧米人はそもそも胃の形が違った

さらに言えるのは日本人と欧米人とではそもそも胃の形自体が異なっており、それぞれの食文化に合わせた特性となっていること。
欧米人の胃は牛角胃(ぎゅうかくい)と呼ばれる形が多く、食べ物の流れがスムーズなため、あまり胃に食べ物をためず速やかに消化し、たんぱく質や脂肪を腸に運ぶことに適した形と言えます。
一方、日本人の胃は鉤状胃(こうじょうい)瀑状胃(ばくじょうい)といった形が多く、食べ物を胃にためやすいのが特徴です。これは食物繊維が豊富な穀類をしっかり溜め込み、ゆっくり消化するのに適した形と言えます。
消化された食べ物は腸に進みますが、前述したようにそこにはビフィズス菌をはじめとした善玉菌が多く存在しているため、炭水化物からエネルギーをしっかり引き出してくれるのです。
つまり日本人の胃の特徴をまとめると以下の二つのことが言えますね。
・胃に食べ物を溜めやすい
糖質は吸収されやすいため、食物繊維などの腸の働きを促進する物を摂るべき
・腸内環境は優秀
エネルギーが吸収されやすいため、血糖値の上がらない食べ物を摂りたい

以上のことからそもそも欧米人と性質の異なる胃の形を持った日本人は、欧米の食文化を摂り続けるよりも、やはり体質に合った日本食を中心に食べることが理想的と言えそうです

原点回帰!今こそ日本人に合った食生活を送ろう

前述したとおり、そもそも欧米人と体質が違う日本人が、欧米化された食文化を習慣化してしまうことは、身体に負担を与えてしまうばかりか、悪ければ生活習慣病を発症することにもなりかねません。
では、そうならないために何を食べるか。
今こそ日本食を見直し、日々の生活の中に取り入れていくべきだと思います。
具体的には古くから日本人に親しまれてきた米・魚・発酵食品を積極的に食べていくことをおすすめします。
これらの食材は日本食の基本で、それぞれに日本人に適した必須の栄養素がしっかり詰まっています。

腹持ちが良く血糖値を上げすぎない日本の主食とも言える穀物。身体のエネルギーとなる質の高い炭水化物の他、タンパク質や脂肪、ビタミンB1やビタミンEなどの栄養素がふんだんに含まれています。
同じ穀物の小麦やトウモロコシと違い、糖として吸収されにくくダイエットにもむいています

身体を作る上で欠かせない、消化されやすいたんぱく質を豊富に含んでいる魚。
肉とよく比較されますが、その差は油にあります。肉の油に含まれる飽和脂肪酸は中性脂肪を増やし、動脈硬化をもたらすと言われていますが、魚の油に豊富に含まれるオメガ3脂肪酸は血液をサラサラにし脳の活性化、認知症予防にも効果があると言われています。

発酵食品

日本の発酵食品と言えば納豆ですね。それ以外にも漬物も発酵食品ですし、味噌、醤油、お酢といった調味料も発酵食品に含まれます。これらには発酵によって生まれた善玉菌が腸内細菌を増やし、酵素が食物の消化吸収を助ける効果があります。そのほかにも納豆には血液をさらさらにしコレステロールや血圧を下げる効果があり、味噌の老化予防や動脈硬化予防なども知られています。

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
日本人には日本食を!米・魚・発酵食品が日本人に最高な理由」いかがでしたでしょうか?
関連して米、魚、味噌について記事も書いてますので、よろしければそちらもぜひご覧下さい。
この記事が皆さまのお役に立てる情報であれば幸いです。

最新情報をチェックしよう!