「水を飲むこと」と「水分を摂ること(何か飲料を飲む)」は同じ意味として捉える人もいますが、今の世の中においては、この二つを同じ意味と捉えるのは危険と言わざるを得ません。
人間は水を飲まなければ死んでしまうことは誰もが知っており、喉が乾いたら誰もが水分を摂ります。しかし現代においては「水分を摂る」という行為を考えた場合、それは様々な飲料で達成することができ、それゆえに問題も多く「水を飲む」という行為の大切さを理解している人は少ないのだと実感します。
実は僕も昔は「水を飲む=水分を摂る」ことだと勘違いしており、水分が摂れればどんな飲料を飲んでも同じと思っていました。
しかし身体の不調が続いていたことをきっかけに体質改善に取り組むようになり、5年間「水を飲む」ことを心がけた結果、明らかに自分の身体が改善されたことを実感するようになりました。
この記事では毎日欠かさず水を2リットル飲み続けてきた僕が実感した「水を飲む」ことの効果と、多くの人が勘違いし、おざなりにしている「水を飲む」ことの本質を記事にしたいと思います。
水分を摂る手段が多様化しすぎている現代においてもはや「水を飲むこと」と「水分を摂る」ことは同義ではありません。
というのも、たとえ水分が摂れたとしても健康を害してしまう要因となる飲料が巷に溢れているからです。特に手軽にどこででも買える市販の飲料には、糖分や添加物も多く含まれるものが多く「水」と同列にはとても並べられません。
「水を飲む」という行為はあくまでもシンプルに「水」つまり「H2O」だけを身体に取り込むということなのです。
ピンとこないかもしれないので、ここで逆にできれば飲まない方が良い市販飲料について紹介したいと思います。
栄養ドリンク、エナジードリンク、スポーツドリンク、ゼロカロリー(カロリーオフ)飲料、トクホ飲料、炭酸ジュース、濃縮還元のジュース、乳飲料、コーヒー飲料など
自販機などに並んでいる飲料はほぼ全滅ということは覚えておきましょう。このほかにも甘味を感じるもの、例えば砂糖入りの紅茶やミルクティーなどもやめた方が良いですね。
上記にあげたものには大量の糖分や化学添加物、人工甘味料などが含まれており、たまに飲むくらいであれば問題ありませんが、日常的に飲むことはやめた方が良い飲料ばかりです。
ちなみに僕は5年ほど前までは、栄養ドリンクやエナジードリンクを仕事の際に日常的に飲み、自宅の冷蔵庫には炭酸ジュースやスポーツドリンクが常備されている生活を送っていたのですが、糖尿病予備軍になり仕事を辞めざるを得ないほど身体を壊し考えを改めるようになりました。
それならばいったい何を飲めば良いのか?
それは、もちろん「水」です。
最近は「水」を飲む人も増えてきており、自販機の中にも必ずと言って良いほど「水」が並ぶようになっています。もちろん「水」にもいろいろありますが、上にあげた飲料を選ぶよりは確実に良いです。
「水は味が無いし、美味しくない」と思うかもしれませんが、ようは慣れです。
水を日常的に飲むようになると今度は「エナジードリンクや炭酸ジュースなどの味が人工的で不自然な味で気持ち悪い」に変わってきます。
そうなると、お金を出して自分の身体に悪影響のあるものを取り込むこと自体が意味の無いこととして捉えるようになります。
まずは「水を飲む」ことを正しく理解し、日々生活の中でのスタンダードな飲み物を「水」にしていく。たったこれだけで身体は変わっていくのです。
普段、日常的に飲むものを「水」にする。健康を損なうものを身体にいれないというだけでも、「水を飲む」ことは大いに価値があることですが、「水を飲む」ことの価値はもちろん、それだけではありません。
最近では「水を飲む」ことを続けることで人体に様々な有益な効果をもたらすことが、多くの研究によって明らかにされています。
以下はその中で基本とも言える「10の良いこと」をあげたものです。
1.体温調整効果‥熱射病などによる急激な体温上昇を抑制し体温を一定に保つ効果
2.風邪の予防‥目、鼻、口の粘膜に潤いを与えウイルス感染の原因である乾燥を防ぐ
3.ダイエット効果‥体温の調整に伴い代謝機能がアップし脂肪燃焼効果が上がる
4.脳の活性化‥脳細胞が活性化し作業効率がアップすることが研究により明らかに
5.デトックス効果‥身体の水分を入れ替え汗や尿で悪い物を外に排出する
6.生活習慣病予防‥糖尿病、腎臓結石、膀胱がん、結腸がん、心臓発作を予防する
7.膀胱炎予防効果‥水によって尿結石や膀胱に入り込んだ細菌を洗い流す効果
8.老化予防‥潤いと代謝によって、肌にハリとツヤが与えられ綺麗になる
9.リラックス効果‥疲労感、混乱、怒り、抑うつ状態、緊張感を和らげる
10.認知症予防‥脳細胞の活性化により認知症予防と改善に効果がある
これらにの「良いこと」は僕が5年以上、毎日水を2ℓ飲み続け、年齢は重ねたものの若い頃より今の方が断然身体の調子が良くなったことで実感できたことばかりです。
実際にここ2、3年、風邪などひいたことがありませんし、身体もずいぶんスリムになりました。何より人から実年齢よりもずっと若く見られるのが嬉しいですね。
仕事の効率も上がったことで時間的余裕が生まれ、こうして記事を書く時間まで作れるようになりました。
タレスの「万物の根源は水である」と言う言葉の通り、水こそが人間の健康な生活を維持する根源と言えるのでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
「水を飲もう!水以外の市販飲料の危険性と人が水を飲むべき10の良いこと」いかがでしたでしょうか?
今後は「10の良いこと」についての理由や、根拠についても記事を書いて行く予定ですので興味があれば、ぜひ読んでみてください。
この記事が皆さまのお役に立てる情報であれば幸いです。