数年前、東京渋谷に住まいを持ちながら、ホテルが大好きだった僕はよく都内のホテルに訪れては宿泊するということを繰り返していました。
特にホテルのラウンジが好きで、ゆとりのある大きめのソファーにゆったりと深く腰を降ろして高い天井を見上げると、なんとも言えない贅沢な時間を過ごしている気持ちになったものです。
そんなわけで今回も自分が宿泊したことのある東京の高級ホテルを3つほど紹介したいと思います。興味があれば是非、一度足を運んでみて下さい。
ミシュラン五つ星!東京高級ホテル・5レッドパビリオンとは?
ミシュランガイドとはフランスに本社を置くタイヤメーカーのミシュラン社によって作られているガイドブック。タイヤメーカーとして長距離のドライブを快適に楽しむことができるようレストランやホテルの他、ドライブに有用な情報を掲載した冊子を発行することが原点です。
歴史としては1900年に当時のドライバー達に配られたことが始まりなので100年以上も前から作られていたガイドブックということですね。
ホテルの評価は覆面調査で行われ、5つの評価基準をもとに判断し格付けして毎年発表されています。
ホテルの評価は「パビリオンマーク」で表され、1~5の5段階で以下の通りです。もちろんマークが多いほど高い評価を受けたことになります。
5個‥「豪華で最高級」
このパビリオンの数が5つのホテルを5レッドパビリオンと呼んだり、星になぞらえて五つ星ホテルと呼んだりします。
ちなみに2019年でミシュランガイド東京で五つ星を獲得したホテルは8軒です。
以下に紹介するホテルは全てこの五つ星に該当しているので、ミシュランガイド五つ星ホテルに泊まりたいと考えている人は参考にしてみてください。
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ザ・リッツ・カールトン東京
初めてリッツカールトン東京を訪れたのは六本木に東京ミッドタウンが開業した時なので2007年ですね。
懐かしさよりも、あれから12年、もう10年以上も経ったのかという驚きが大きいですね。なぜならこのホテルがいつ訪れても新鮮な高級感に満たされているホテルだからです。
東京ミッドタウンという東京でも最新のトレンドに触れることができる複合施設と一体になっているのだから当然と言えば当然ですが、ミッドタウンからリッツカールトンのホテルエリアに足を踏み入れると、別次元のラグジュアリーに空間が切り替わり、感じていた空気も特別なものに変わります。
高級ホテルに宿泊するときは、この瞬間がたまらないんですよね。日常から非日常に切り替わりながらも、これから部屋で落ち着くことが出来るという緊張感がほぐれるような感覚といいますか‥。リッツカールトン東京の受付はミッドタウンタワー45階にあるため、さらにこの結界的な感じが強くエレベータで一気に上がるとオリエンタルモダンなデザインのレセプションに到着し高揚感はマックスになります。窓側に目を向けると「ザ・ロビーラウンジ」と名付けられた開放的な空間から賑やかなジャズの生演奏が聞こえてきます。
そのときはラウンジで食事をしているお客の中にテレビでも見たことのあるミュージシャンの方がいて妻が興奮してました。
ちなみに昼間は、静かなピアノの演奏が多く仕事をしたり打合せをしたりするのにも丁度良く、いつまででも居たくなるラウンジです。
部屋は「トーキョーデラックス」というタイプに泊まることが多く、東京タワーがよく見えたことが印象的でした。リッツカールトン東京はどの部屋も50平米以上のためゆったり過ごせる印象で、デザインは和を感じさせる色や素材を使っており高級でありながらも落ち着いた雰囲気なので飽きずに自分の家のようにくつろぐことが出来ます。
そんな居心地の良い部屋なので、食事はよくインルームダイニング(ルームサービス)を利用していました。味はもちろん料理が豊富なところも良くて当時、太りすぎを気にしていた僕はグルテンフリーのパスタを良く注文していた思い出があります。
開業して10年経った今でもミシュランガイドで五つ星ホテルに選ばれるほどに、洗練されたホテルであり続けることはなかなかに大変なことかもしれませんが、これからも東京に燦然と輝くホテルであって欲しいと思います。
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https://www.ritzcarlton.com/jp/hotels/japan/tokyo
シャングリ・ラ ホテル 東京
東京駅に隣接する高層複合ビル丸の内トラストタワーの上層階に位置する、シャングリ・ラ ホテル東京は香港のケリー・グループが運営する高級ホテルです。
東京のシャングリ・ラに泊まる以前に上海とセブ島のシャングリ・ラにも泊まったことがあったのでとても興味があり、2009年に開業してすぐ泊まりに行ったことを覚えています。
それぞれの印象としては上海のシャングリ・ラはひたすら煌びやかでゴージャス、セブ島は南国の開放感が心地よい高級リゾートでした。シャングリ・ラはその場所にあったコンセプトでホテルを展開することに長けている印象だったので、東京のシャングリ・ラをとても楽しみにしていました。
エレベーターが28階に到着し、ロビーラウンジに足を踏み入れた瞬間から期待を裏切らない空間デザインに僕のテンションは上がりました。
アジアンテイストな雰囲気を醸し出しながらも「シャングリ・ラ」のテーマである「地上の楽園」を見事に表現したインテリアがそこにあったからです。
面白いのは壁や天井、床などいたる所に植物を連想させるデザインが散りばめられておりそれが有機的に繋がりながらラグジュアリーな空間を作っている。なかなか見たことのないデザインで印象深かったですね。
そんな共用空間から客室はどんなだろうと楽しみにしながら向かうと、そこにはエレガントでありながらモダンなデザインを取り入れた居心地の良い空間が広がっていました。そう言えばバスルームがガラス張りでブラインドカーテンがアップすると丸見えになるのが楽しかったです。
レストランの内装デザインも植物を思わせる有機的なインテリアが徹底されており楽しめました。僕が食事したレストランはなだ万だったのですが、料理はもちろん絶品でしたが、空間を仕切るアートワークも実に見事で二度お得で大満足でした。
またシャングリ・ラでは海外のCHI「氣」スパというスパが入っており、ここでは英国のオーガニック スキンケア ブランド「ila(イラ)」を用いたフェイシャルを始め、各種トリートメントを施術してもらうことができます。僕はやりませんでしたが、フェイシャルの施術を受けた妻が極楽だと言ってました。
まさにミシュランガイド五つ星ホテルの基準を満たす「豪華で最高級」という評価も頷ける、もう一度、泊まりたいと思わせてくれるホテルでした。
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https://www.shangri-la.com/jp/tokyo/shangrila/
コンラッド東京
コンラッド東京は2005年に汐留にて開業して早14年、ミシュランガイドで5レッドパビリオン(五つ星)を7年連続で獲得している素晴らしいホテルです。
それもそのはず「コンラッドホテル」はあのヒルトングループの中でも最高級ブランドと位置づけられている世界でも屈指のラグジュアリーホテルの一つ。
僕が特にコンラッド東京で気に入っているのはラウンジです。
東京汐留ビルの中にあるホテルでまずはロビーのある28階へ。エレベーターを降りると、その空間の圧倒的な開放感にしびれます。とにかく天井が高くて窓が大きい。空が広い。
レセプションから緩やかにインテリアがつながったラウンジに気持ちが引っ張られます。
当時はこのラウンジに来たくていろいろ理由を付けては汐留に通っていました。日中は陽が差し込み、やがて大陽がゆっくりと沈み、徐々に夜景へと変わっていく。時間が経つのも忘れて居続けられる僕の大好きなホテルラウンジでした。
ラウンジは何度も利用していたのですが宿泊することは無く、その後一度だけ妻の誕生日に予約して泊まることが出来ました。
そのときはたまたま部屋が空いていたのか、72平米のスイートルームに無料でランクアップしてくれるという嬉しい出来事もあり、汐留のダイナミックなビル群をリッチな気分で見渡したことを覚えています。
ディナーはチャイナブルーという中国料理の店を予約していたのですが、なんとこのレストランの料理長は6年連続でミシュランで星を獲得するなど数々の賞を受賞しているすごい人。その料理も斬新な見た目でありながら、味は絶品。広東料理でありながらまるでフレンチのフルコースを食べているような満足感が味わえる料理でした。また事前に妻の誕生日のことを伝えていたこともあり、メッセージ付きのケーキのサービスがあったりと妻も感動しておりました。
そしてコンラッドと言えばコンラッドベアーの存在を忘れてはなりません。大きさ10センチほどのクマのぬいぐるみで宿泊するともらえるのですが、これがその時期によって使われている布の模様が違うため、いろいろなコンラッドベアーがいるため、コンラッドベアー欲しさに泊まる人もいるくらい人気のマスコットなのです。
もちろん僕も紺色、花柄のコンラッドベアーをもらって帰りました。
高級ホテルの代名詞とも言えるコンラッド東京ですが、今後も5レッドパビリオン(五つ星)をとり続けて欲しいですね。
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https://conrad.hiltonhotels.jp/hotel/kanto/conrad-tokyo
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
「宿泊好き社長おすすめの高級ホテル!アマン東京、クラスカ、ウェスティン東京」いかがでしたでしょうか。
これまでに宿泊したホテルはまだまだありますので、今後も記事にしていきたいと思います。
この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。