以前、水を飲むことが脳の老化防止つまり認知症予防に効果があるという記事を書かせてもらいましたが、今回は脳では無く見た目のアンチエイジングについてです。つまりは美容効果と言うことにもなるかもしれませんね。
そんなわけで今回は水を飲むことでアンチエイジングと美容にどのような効果があるのかを紹介していきたいと思います。
水を飲むことで老化により失われる水を
人間の体の大半にあたる60%は水分だといわれています。水は身体中の約60兆個の細胞の中や血液内に存在し、なんと骨の1/3も水でできています。こういった事実からも人にとって水がどれだけ大切かと言うことが理解できます。
しかし、年を重ねていくと身体の中の水を保ちにくくなっていき徐々にその水分量は減っていきます。
子供の水分量 | 大人(成人)の水分量 | 高齢者の水分量 |
75% | 60% | 50% |
上記の表のように高齢者になるにつれて体内の水は50%ほどにまで低下してしまいます。
これは加齢とともに水分を貯めやすい筋肉が減り、逆に水分を貯めにくい脂肪が増えることによるもの。特に女性は男性と比べて筋肉量が少なく、その分体内に水を保つ機能が低下しやすいと言えます。
また高齢になることで腎機能が低下することで水分をより多く排出してしまうことも。また高齢者は感覚機能の衰えにより喉の渇きが感じにくくなることもあり、長時間水分を摂取しないままで過ごしてしまいがち。さらにトイレに行く回数を減らすために意図的に水を飲まなくなることも起こりえるのです。
こうして体内の水が失われることで、身体はどのように変化していくのか?
水は血液として体内をめぐり、栄養素を運び、老廃物を排出するという大切な役割があるのですが水分量の少ない血液はドロドロになり身体の代謝機能も低下してしまいます。すると肌に潤いがなくなり、シミやシワを作る原因となっていくのです。
また血液の淀みは動脈硬化や心筋梗塞の原因となる以外にも様々な生活習慣病を誘発します。
こうした状態を防ぐために必要なことは単純ですがやはり「水を飲む」ことです。また、同時に適度な運動で身体を動かすことにより筋肉量の低下を防ぎ、体内に水を保ちやすい身体にしていくことができます。
水飲みアンチエイジングで効果的な水の飲み方
水を飲むと言っても短時間に大量の水を一気に飲んでも身体に吸収されないため、水を飲むタイミングと量は大切です。
これは一日に失われる体内の水の量を補うという考えをすると分かり易いです。つまり一日に失われる水の量を把握し、あとは水が失われやすいタイミングで水を飲むという方法です。
人間が生活していく上で体内から失われる水の量は成人で約2.5ℓと言われています。個人差もあるため身体の大きさによって2ℓ〜3ℓ程度の幅があると見ておけば良いでしょう。
一日に必要な水の量の目安 | 2ℓ前後 | 2.3ℓ前後 | 2.5ℓ前後 | 2.8ℓ前後 | 3ℓ前後 |
身長の目安 | 〜150㎝ | 150〜160㎝ | 160〜175㎝ | 175〜185㎝ | 185㎝〜 |
また、食事の内容によっては汁物などで水を摂取出来る場合もあるため、上記の数字から食事水分量目安となる0.5ℓを差し引いた量の水を飲むと良いでしょう。
また上記は日常生活で必要となる水の量なので、夏場や運動をするときなど状況に合わせて摂取する水の量を調整する必要もあります。1時間ほどしっかり運動をすると集中的に0.5ℓ〜1ℓほどの水が汗となって失われるため、上記の表とは別に0.5ℓ〜1ℓの水を運動前後と運動中に分けて飲むように心がけましょう。
日常生活の中で水を飲むタイミングですが、以下の表のようにやはり体内の水分が失われがちなときが飲みどきです。
水を飲むタイミング | 水を飲む理由 | 飲む水の量 |
朝起きたとき | 寝ているときはたくさんの汗をかくため、それを補うために水を飲みましょう。 | 0.2〜0.5ℓ |
食事の前 | 食べ物の消化を良くするために水を飲みましょう。また食べ過ぎ予防に満腹感を促す効果もあります。 | 0.3〜0.5ℓ×3回 |
外出から帰宅したあと | 仕事や外出で帰宅する際に身体を動かすことで失われた水を補うために水をのみましょう。 | 0.3〜0.5ℓ |
入浴前後 | お風呂に入ると身体が温められ汗をかくため、それを補うために水を飲みましょう。汗が出やすくなった身体に水を飲むことでデトックス効果も期待出来ます。 | 0.3〜0.5ℓ |
就寝前 | 夜中トイレに行くことを気にするかもしれませんが、水はすぐに尿として排泄されるわけでなく、むしろ睡眠中は汗となって水分が失われるため、少量でも水を飲むと良いでしょう。 | 0.2ℓ程度 |
その他 | 運動、カラオケ、会議など身体を動かしたり発声したりすると水分消費が激しくなるため水を飲みましょう。 | 程度に合わせて |
上記のようなタイミングとそれ以外にもこまめに水を飲むことで、トータルで一日に必要な水の量を摂って行くと良いでしょう。
注意点としては、あまりに冷たい水を急激に飲むと身体が冷えてしまうため、常温もしくは10℃以上がおすすめです。
アンチエイジングに効果のある水とは?おすすめを紹介
毎日水を飲む際に、まず間違わないようにしたいのは「水=水分=他の飲み物」ではないということです。この場合の「水」は水以外の何物でもなく、スポーツドリンクでもなければお茶やコーヒーでもないということです。もちろんジュースや清涼飲料水、栄養ドリンクでもありません。何故なら水以外のものには糖分や人工甘味料、添加物などが含まれており、その中にはアンチエイジングの効果を妨げるものもあるからです。
とにかくただ、普通の水を飲むことに尽きます。
水を飲むことでアンチエイジング効果を得ようと思うのであれば、まずこれが最低条件と言えます。
その際、水に対してこだわりが無ければ、それこそ水道水でも効果はありますし、手軽に買える市販のミネラルウォーターでも十分と言えます。
それでもどうせ水飲みアンチエイジングをするなら水の質にもこだわりたいと考えるなら以下にあげるような美肌効果やデトックス効果の高い水を飲むことをおすすめします。
【アルカリ性の水】
水のアルカリ値が高いとカルシウムなどのミネラルがイオン化され身体への吸収率が良くなり、身体の奥まで潤いを与えてくれます。
「温泉水99」はアルカリ性の水であり、身体への浸透性も高くおすすめです。
【炭酸水】
炭酸水は乳酸を洗い作用がある為、運動後や疲れが溜まっている時に炭酸水を飲むことで血流を良くしデトックス効果が期待出来ます。
「ゲロルシュタイナー」は炭酸水なのに飲みやすくミネラル成分も高くおすすめです。
【シリカ(ケイ素)が含まれている水】
シリカとは肌や髪、臓器に至る身体の全てを構成する上で必要なミネラルです。シリカにはコラーゲンを結びつける役割があり美肌効果を期待出来ます。
「のむシリカ」はシリカ含有量の高い天然水であり他のミネラルも多くおすすめです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
「水飲みアンチエイジングで美肌効果!タイミングと水の量、おすすめの水も紹介」いかがでしたでしょうか?
関連して、水を飲むことで得られる10の良いことについても記事を書いておりますので、そちらもぜひご覧下さい。
この記事が皆さまのお役に立てる情報であれば幸いです。